車検とは何か?その疑問にお答えします
車検は、車を持っているすべての人が行わなければならないものです。車検は人間の定期健康診断と同じようなものであり、車の健康状態をチェックするものであるといえます。排気量250cc以上のすべての車両に車検義務があるので、四輪自動車のみならず、バイクやスクーターも対象となります。
車検を怠るといわゆる車検切れというものになり、車検切れの車を運転すると法律で罰せられることになります。安全上の観点から、またルール上の観点からも、車検はきっちり正しく行いたいものです。
車検は認定工場で行う
車検は国が認めた工場で行うことが一般的です。日本国内であれば車検が可能な工場は地方都市問わずどこにでもあるので、その中からベストなものを選びましょう。
工場の良し悪しは、口コミサイトでチェックすることもできますし友達から聞くこともできます。
何をチェックされるのか
車検でチェックされる項目はしっかりと定められています。以下で確認してみましょう。
灯火装置(ランプ)
車の前後にあるヘッドライトやウインカーなどの灯火装置が正常に作動するかチェックされます。この手の装置は安全にかかわる重要な装置なので、正常に作動しないと致命的です。
タイヤ
タイヤの消耗の程度も車検で確認されます。擦り減りが激しいと交換の必要があるので、新しいタイヤを購入して付け替えをおこないましょう。
ガラス
車のガラスは車内を守る重要なパーツの一つであり、損傷があると重大な事故につながります。傷やひびがないかなどは、車検の時にしっかりと検査されます。
その他装置の動作確認
ウインカーやワイパーなどが正常に動作するかといった動作確認も車検で行われます。
車自体の動作確認
もちろん、外装や関連装置の動作確認だけではなく、車そのものの動作確認も車検で行われます。ブレーキやハンドル、スピードメーターなどに問題がないか、走行時に排ガスに異常はないかなどが、しっかりとチェックされます。
問題があったらどうなるのか
では、車検で問題が発覚したらどうなるのでしょうか。車検はテストなので結果は合格と不合格がありますが、整備不良の車はもちろん不合格になります。
不合格になった場合の対策はいくつかありますが、最も手軽な対応策は再検査を申し込むことです。申請無料で3回まで再車検をすることが可能なので、結果に不服であれば再車検を申し込みましょう。
それでも落ちてしまう場合には、中古ディーラーに販売する、あるいは廃車にしてしまうなどの手段がありますが、これは最後の手段です。